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「伝わらない不安」に、名前をつける

A contemplative young person sitting alone on a bench under a cloudy sky, evoking gentle solitude.

できごとがあった。
だけど、うまく言葉にできなかった。
怒ってるのか、泣きたかったのか、自分でも分からなかった。

でもたしかに、「なんか苦しい」はそこにあった。

それはちょうど、
教室のすみで黒板を見つめながら、
字は読めるのに、意味がまるで入ってこないような
あの感じに、似ていた。

周りは普通にできてるように見えて、
でも、自分だけ音が聞こえていない気がして。

だから──せめて、
「わたしには、まだことばが足りないだけなんだ」って、
思えたらいい。

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